ケーサツ。

天気が良かったので自転車で街に行った。
店から出て、少し走り出すところで、呼び止められた。
見知らぬ兄さんだった。

「あのっ警察のものなんですがっ」

とりあえず自転車をとめる。
何事だ。
見に覚えはない・・・よな。
とりあえず自分の一連の行動を一気に思い返す。
「ちょっと、自転車を確認させていただけますか」
自転車から降りる。
「すいませんね、びっくりしたでしょ」
と、もう１人兄さんが後ろから出てきた。
「もともとついてた鍵はどうしたんですか」と兄さんA。
確かに、私のチャリの鍵はちょっと珍しいタイプではある。
しかもそれだけだと不安なので、別に買った鍵を付けている。
コレです、と示すと、「ああ、こういうのもあるんですねぇ」と兄さんB。

話を聞くと、盗難自転車が多いので、調べてるんだとか。
・・・疑われているらしい。
登録されてる番号と名前を確認される。
兄さんAが電話で確認をしているところ、兄さんBから質問。
あれ、この自転車いつ買ったんだったけか。
高校のシール貼られてる・・・ってこれ愚弟のだな。
ってこた、私のじゃないのか。
あれ、いつから私が乗ってるんだ、これ。
ぐるぐるしながら答えたもんだから、かなり怪しい発言をした。
発言は怪しかったが、確認はとれたので無事に解放された。

びっくりした。
なんで自分は全然悪くないのに動揺しちゃうんだろう。
解放されてすぐ『これはネタになる』とか思った私はどうなんだ。