さくらん

『ゆれる』と同じ日にもう一本見ました。
今度は夏央先生と一緒です。
ずっと見たいと思っていた作品です。
しかし、前評判は聞いていたので、過大な期待はしてなかったです。
原作も読んでますので、なんとな〜く予想はつくかしら、と思いながら。

こっちはネタバレなしの方向で。ストーリーについてはほとんど無しとしましょう。

あ、エンディングについてだけ一つ。
私はあのエンディングは納得いかないです。

土屋アンナか椎名林檎のファンであれば楽しめる、かもしれない。
私は林檎のファンなので、問題はない。全編林檎アルバムのプロモだと思っても良い。
映画として人に薦めれるかと問われれば疑問。

映像は良い。それはもう当然。
小道具の位置とか色使いとか、どのシーンを切り取っても良い画面になるだろう。

夏木マリ最高。しかも旦那が石橋蓮司。素敵夫婦だ。

安藤マサノブ良かったわ。あんまり彼をまともに見たことなかったのかも。凄い良かった。一番好きなところはしげじ（女の子）と縁側みたいなところでお喋りしてるとこ。青年と少女の組み合わせが好きだ。

成宮がはまり役。原作読んで、彼があの役だと知り、あの１シーンが楽しみで楽しみで。あのシーンを見に行ったと言っても過言ではない。良かった。あの一瞬で見てよかったと満足した。

暴れるお侍さんの遠藤憲一さんはまたも怪演を見せてくれた。さすがクロ高でプータンを演じきった方だ。大好きだ。

お侍さんと言えば、椎名の桔平さんがクソ真面目な武士だったんだが、似合ってたなぁ。あの融通のきかない感じとか、無骨な感じとか。彼の立ち姿が好きだ。何となく。

そうそう、前評判で聞いていた木村佳乃と菅野美穂は確かに良かったです。色気と迫力が凄いです。佳乃さんの原作でもあったあのシーンはすっごいです。まあ、彼女のキャラは原作と微妙に違ってはいるのですが。

そんなところですかね。
もし、映画でなくて、写真集か何かであれば最高のできなんじゃないかな〜と思いますよ。確か、写真集出てたんじゃなかったかな。ちょっと欲しいな。桜と椎名さんのシーンはないかしら。