ゆれる

主演がオダギリと香川さん。
監督が西川美和さん。

去年ずっと見たかったんだが、なかなか見る機会がなくて、日本アカデミーを見てたらやっぱり見たくなって、DVD発売の情報を知ってレンタルでもしようかな〜、と思った矢先にキノでアンコール上映してることを知ったので映画館で見れた。

作品の色的にネタバレなしでストーリー解説って難しいと思われる。
一応ネタバレしないように感想かくけども、ネタバレ嫌いな人は気をつけて。

（３月１０日鑑賞）

ストーリーは下記の感じ。読みにくくしてみたので、読みたくない人は飛ばして下さい。

東京で写真家として成功してる弟（オダギリ）が母親の一周忌で実家に帰ってきた。暖かく見守る兄（香川さん）と、家を捨てたことを責める父（伊武さん）。兄は父のガソリンスタンドを継いでいる。兄のガソリンスタンドで働く幼馴染（真木ようこ）に再会する弟。弟と幼馴染の関係に気付いてるか気付いてないか不明の兄の発案によって３人は翌日渓谷に向かうことになった。そこで事故がおき、幼馴染死亡。その時そばにいた兄は自分を責め、それを見ていたかもしれない弟は兄を守ることを決意する。弟は親戚の弁護士（蟹江氏）に兄の弁護を頼み、裁判が始まる・・・。

私は母上と見に行ったのだが、終わって最初に話したのは「オダギリの手」の話だった。
私は自他共に認める手フェチである。シゲさんとオダギリの共通点と言えば、間違いなくあの手なのである。
『PLATONIC SEX』のときもオダギリの手は最高だったが、今回も良い。エロい手のアップに事欠かない。
しかもオダギリはスーツも着る。写真家なので、ファッションスーツっぽい。たまらんですよ。
某特撮の頃のジーンズ＆ジージャン見てる場合じゃないですよ。

香川さんも凄い。何が演技で何が嘘で何が本当のことで何が本音かわからんのです。
兄弟のそれぞれの葛藤の様子が台詞だけじゃなくて語られるところがゾクゾクします。

いやあ、良い映画を見たな、と。ストーリー的には『藪の中』っぽいところもあるですが。ラストの弟の台詞も良いの。良いエンディング。ハッピーエンドという意味ではないですが。

オススメ。DVD出てるので。もう一回見たいかも。